第一関門 襟が決まらない1〜衣文抜きをつけてみる〜
私が着物を着始めて、最初にぶつかった壁は襟です。
襟首がくっと下がっていると、色気があってかっこいいですよね。
もちろん大人の私たち世代は、成人式のお嬢さんや舞妓さんのように大きくは下げません。
だいたい、こぶし1個分というのが一般的のようです。
ところが、この襟を下げるのが意外に難しい。
着た時にはそれなりに決まっていると思っていても、徐々に前が下がってきて襟元が開き、逆に襟足は詰まってしまうという現象が続きました。
上手な方は、腰紐だけでピシッと着られるのでしょうけれど、私にはそれが難しい……。
ということで、ネットで何かいい方法はないかと検索。
すると、衣文(えもん)抜きというものが存在することを発見。
衣文抜きとは、こんなものです。↓
http://item.rakuten.co.jp/753ya/10000099/
最近の襦袢には、もともと衣文抜きが付いているものもあります。
もっと調べていくと……。
このような形状のものもありました。↓
http://item.rakuten.co.jp/753ya/10001157/
「これなら作れるかも?」
と思って、スカートのウエストなどに使う平ゴムが自宅にあったので、作ってみました。
こんな感じ↓
それを長襦袢の背中に縫い付けました。
だいたい襟の継ぎ目から、15〜17cm下がったあたり。
これに私はコーリンベルトと、綿の紐を通して使います。
着方については、次回説明するとして……。
ご覧の通り、超単純なものなのですが、これすら面倒な私は、これ以降は安全ピンを使っています(笑)
あくまでも我流ですから!(笑)
でも、私的にはこれで十分です。
かえって紐の上下にあそびがないので、しっかり着付けられるくらい。
続けてこちらを使った着方をご説明します。