やっぱり補正は必要だった
みなさん、振袖などを着た際に、ウェストにバスタオルを巻いたり、鎖骨のあたりに綿を入れて補正された記憶はありませんか?
私も、若い頃は今よりかなり細身でしたので、がっつり入れられました。
でも、年齢とともに肉付きが良くなり、「普段着として着るなら補正なんかいらないか」と勝手に判断し、最初のうちはそのまま着物を着ていました。
浴衣のときなどは「暑いから」と普通のブラの上に汗対策&透け防止にスリップを着ただけで。
その頃は別に、それでもおかしいとは自分でも気付いていなかったのです。
でもある日、いつものように何気なく和装ショップを中心にネットサーフィンをしていたところ、「和装ブラ」なるものを発見いたしました。
こんなのです↓
私の胸はかなり寂しいものですし、胸を潰すまでもないので必要ないかなとも思いましたが、レビューを読んでいると「付けるのと付けないのではかなり違う」とあったので、試しに買ってみることにしました。
結果、「胸がなくても必要!」と思いました。
私のささやかな胸でも、やはり若干は帯の上に胸が乗るようになっていたんですね。
それをこのブラは平らにしてくれます。
帯の上に胸が乗っていると、なまめかしいというか、悪く言えばちょっといやらしくなってしまうんですね。
あと、私のような貧◯の上、経年により下がり気味のバストの場合(泣)、胸と鎖骨の間にえぐれたようなくぼみができるんですね。
和装ブラにはこの部分にもパッドが入っていて、そのくぼみを埋めてくれます。
これって、綺麗な着物姿のためにはかなり重要なのだと、付けてみて初めて気が付きました。
このくぼみがあると、なかなか襟元がきまりません。
ここに空間ができるとパカパカ浮いて、動作を繰り返していくうちに襟元が広がっていったりするんです。
和装ブラだけを着けた感じは正直、「こんなんで効果あるのかな〜」と思いましたが、着物を着てみるとその違いに驚きます。
同様に、ウエストも補正するとしないでは大違いです。
さすがに若い頃のようにバスタオルまではいりませんが、私はスポーツタオルを1枚巻くようにしています。
私は長襦袢の下によく二部式の肌着を着るのですが、上衣を着たあとタオルを巻きつけ、腰巻で固定してしまいます。
その時はあえて、タオルの端が前で重なるようにして、厚みができるようにします。
こうすると、胸との段差がよりフラットになり綺麗に着付けられる気がします。
また、私は細帯を好んでよく巻くのですが、それまでは帯板を入れてもなんとなくクシャッとした感じになるのが嫌でした。
これも、ウエストを補正することでピシッと張りが出て、姿勢まで良くなったように見えます。
補正前↓
補正後↓
同じ細帯を巻いているのですが、違いにお気づき頂けるでしょうか?
帯板はどちらも使っています。
補正前は全体的に下がり気味で、帯もへこんでいてなんとなくだらしなく見えませんか?(当時は平気でこれで歩いてたけど……)
やはり着物は、キリッと着たほうが、かっこいいと私は思うのです。
そのためには、補正ってとっても大事!
ただ補正すると「さすがに夏は暑いだろうな〜」と今から懸念しています。
そこでこの夏は、先日娘の成人式用に買ったこちらを試してみようと思っています。
ただ去年の夏、汗に濡れて夏帯を台無しにしてしまった経験がありますので、もしかしたら汗対策のためにもタオルを使った方がいいかもしれません。
それはこの夏に試してみて、結果をまたこちらで報告させていただこうと思っています。