「もずふる古墳ONフェスタ」に行ってきました♪
こんにちは。
またまた一週間ほど空いてしまいましたね。
これまでは寺内町を中心に着物散歩を楽しんでいた私ですが、最近になってもう一箇所立ち寄り場所が増えました。
堺といえば、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、古墳が多く残されている場所。
昨今、「百舌鳥古市古墳群」と呼ばれるそれらの古墳群を、世界文化遺産に登録しようとの動きが燃え上がっています。
去る3月20日は、上記商店街で「もずふる古墳ONフェスタ」という催し物があり、今年初めて参加させていただきました。
日頃は比較的静かな商店街ですが、この日は古墳にちなんだイベントやグルメなどが企画され、賑わいを見せておりました。
古墳型のこんにゃくと押し寿し。
区長さん自ら、古代人に扮してイベントを盛り上げています。
この方は「はにわ課長」。
地元では誰もが知るヒーロー(?)みたい。
商店街の中には立派な神社も。
歴史を感じさせる建物に和服姿が似合いますね。(後ろ姿は友人)
商店街の一角には、長机の上に着物が積まれた出店もあって、「どれでも500円よ!」との呼び声に思わず足を止めて物色。
個性的な柄が可愛いらしい羽織をゲットいたしました。(これも500円!!)
この日は着物だけではまだちょっと肌寒かったので、さっそく羽織って散策を続けました。
真ん中が私。(ちょっと襟が開いててカッコ悪いな……)
ひそかに見えている髪飾りも、この日ハンドメイドの出店で買ったもの。
そして最後に、このイベントがあることを教えていただいた「紙カフェ」さんに。
メディアでもよく取り上げられている、古墳メニューや古墳グッズを取り扱っていらっしゃるお店です。
この日はこちらのお店に並んでいる古墳グッズを制作されている方をはじめ、古墳ファンの方々が集まっていて、なんと気安くそのお仲間に入れてくださり、楽しくお話をさせていただくことができました。
この日お話しさせていただいた方々の制作物。
詳しくは下記まで
古墳ピアス「アダマロカンパニー」さんツイッター→@adamaro7
古墳ネイルシール「ねくさすん」さんツイッター→@nexusn520
後日、同じ「紙カフェ」さんで別のイベントがあり、日を置かずまたお邪魔させていただきました。
24日は残念ながら行けず、25日にお邪魔しました。(ファッションショー見たかった!!)
「音兎」さんという、デニム生地を使ったワンピース感覚で着れる着物などを展開されているブランドの、展示発売会と和小物の販売などがされていました。
詳しくはFacebook→音兎 otousagi きものな日々 ♪
寺内町がアンティーク着物が似合う江戸時代の情緒溢れる町なら、堺山之口商店街は与謝野晶子ゆかりの地ということもあり、少し着崩した大正浪漫風の着こなしが似合う町という気がします。
そして、何より私が大好きな古墳や古代が好きな人々が集まる場所。(私がなぜ古代好きなのかは、またの機会にご説明させていただきますね)
これからは、この町にも着物を着て、頻繁に訪れることになりそうです。
下駄をリメイク
こんにちは。
久しぶりの更新になってしまいました。
今日は、下駄のリメイクについて書かせていただきます。
早速ですが、こちらでよく登場する寺内町の「大正浪漫」さんで、以前買った下駄があります。
土台の桜模様や、踵がちょっと高いところが気に入って買ったのですが、鼻緒の色が若すぎるので、これまでリメイクして履いていました。
といっても、私には鼻緒のすげ替えなんてできませんので、表面に布を巻きつけただけですが……(笑)
まあ、歩いている分にはほとんど気付かれませんし、紬や小紋と下駄との取り合わせって割と好きなので重宝していたのです。
ところが、先日娘が1日履いたら悲しい姿になってしまいました……。
こんな状態↓
ボロボロ……。
どんな履き方したらこうなるんだ。
私は半年くらい普通に履けてたのに……。
……で、一旦巻いていた布を全部取り外しました。
こちらがもとの状態。
かなり履き込んでいるので、土台もすでにボロボロですが、もう少し働いてもらいましょう。
同じく、「大正浪漫」さんで、以前買ったアンティーク着物のハギレがありましたので、それを今度は巻きつけてみました。
可愛い!! いいんじゃない??←自己満足
これでまた半年は履けるかな?
土台の傷みは、履いてたらそんなにわからないからね(笑)
……で調子に乗って、昔に買った浴衣セットに付いていた下駄もリメイクすることに。
昔よくあった、別珍の鼻緒下駄。
今時はこんな真っ赤!な鼻緒の下駄なんて、あまり履きませんよね。
桜柄の下駄に巻いていたのと同じ生地をON。
この生地、割とどんな着物にも合うので便利なんです。
ちょっと赤いのが見えてますが、履いているとさほど気にならないはず。(実証済み)
「下駄くらい、安いの買えよ!」と言われそうですが、なんか土台はしっかりしてるのに鼻緒が気に入らないってだけで捨てるのはもったいないじゃないですか……。
アンティーク生地を使った鼻緒の下駄なんて、そう簡単には手に入らないし……。
なんだか、着物を着るようになってから、物を大切にするようになったような気がします。
欲しいものがあったら自分で作ろうと思ったり、あるものを利用してなんとか使おうとしたり。
どこかで「着物を着るなんて贅沢」って思っているから、無意識になるべくお金をかけないようにしているのかもしれませんが、もともと色々考えたり作ったりするのは好きな方なので、もはやこれも趣味のひとつですね。
なにより、気の置けない着物仲間と、そんなアイデアを自慢し合うのも楽しいひと時だったりします。←この仲間と価値観が合うかがかなり重要になってきますが、幸い私の周りは似たような価値観の人たちが多くて助かっています。
確かもう一足、黄色い鼻緒の下駄があったはず。
今度はあれもリメイクしよう♪
親子三人で着るのは大変でした(笑)
こんにちは。
まだ風は冷たいですが、日差しは少しずつ春めいてきましたね。
この週末は、以前にもご紹介した寺内町で行われた「じないまち雛めぐり」というイベントに行ってきました。
こちらは民家やお店の軒先にお雛様と春の花々が飾られるというもので、飲食店などではお雛様にちなんだ特別メニューも用意されています。
実は寺内町には、「後の雛まつり」といって、秋にも同じように町のあちこちにお雛様が飾られるイベントがあります。
もともとは、軒先や庭で人形の虫干しをしたのが始まりのようですが、その時には季節柄、秋のお花が一緒に飾られています。
もしかしたら春の雛めぐりも、お雛様をしまう前に外で干したのが始まりなのかもしれませんね。
こちらが秋に行った「後の雛まつり」の様子。菊の花が一緒に飾られています。
こちらは春の「じないまち雛めぐり」。桃や菜の花が飾られていますね。
普段の寺内町は、週末でもさほど混雑することはなく、のんびりと着物さんぽを楽しめる町なのですが、イベントがある時は多くのお客さんが訪れます。
この日は着物姿の人たちもたくさんいて、古い町並みを背景にしばしタイムスリップしたような気分に浸れました。
着物のレンタルや着付けのサービスもあり、アンティーク着物を着た小さな女の子たちが袖をフリフリして歩いている姿は、とても可愛らしかったです。
やはり古い町並みには、アンティーク着物が似合う。←持論
最近はテレビでも紹介されたりして、町の知名度が上がってきたのか、特に食べ物が絡むイベントにはお客さんが殺到します。(年明けにあった「初鍋めぐり」もすごかった)
もともと町の中には飲食店が少ないので、そうなるとお昼をいただくのも至難の技です。
お目当てのお店がある方は、なるべく早めに行ってくださいね。
……と、前置きが長くなってしまいましたが、そろそろ今日の本題へ。
実はこのイベントに、今回は娘二人も一緒に行ったのです。
普段は遠方で一人暮らしをしている長女が、大学の春休みで今は帰省中。
なにげに「行ってみる?」と誘うと、珍しく「行く〜」と言うので(いつもは無関心な感じなのに)次女も連れて、三人で行くことになったのです。
もちろん、着物で。
嬉しい反面、三人分の着付けなんてどうしよう……との不安が。
次女と二人でなら、着付けて出かけたことがありますが、三人は初めてです。
まずなにより、着付け道具が揃うのかが不安。
着物は割と枚数があるのですが、着付け道具は流用するので、ほとんど買い足していないのです。
長襦袢はかろうじて三人分ありましたが、腰紐とか補正下着とか足りるかな……。
以前ご紹介した長襦袢の着方や補正方法などは、あくまでも自分が着るためにあみ出したものなので、基本的に一人分しか道具を揃えていません。
第一関門 襟が決まらない1〜衣文抜きをつけてみる〜 - TUMUGIのきものさんぽ
第一関門 襟が決まらない2〜襦袢を制すれば着物は綺麗に着られる?〜 - TUMUGIのきものさんぽ
コーリンベルトもマジックベルトも1本ずつしかないよ〜。(私はこの二つにかなり頼ってる)
決まったのが前日の夜なので、すでに買いにも行けず……もう、なるがままよ!と、仕方なく腹をくくることにしました。
まず補正は、いつも使っている和装ブラと、長女の来年の成人式用にと買っていた補正下着を急遽開封。
もうひとつは、仕方なくユニクロのスポーツブラを使用しました。
腰巻は夏用を引っ張り出してきたり、浴衣スリップを出してきてなんとか代用。
腰紐もいつもよりケチりながら使い、ぎりぎり足らせることができました。
この点はお嫁入りの時に、多めに道具を持たせてくれた母に感謝です。
道具が揃えば、あとは時間との戦いです。
三人分の髪型を整え、着付けもしなくてはなりません。
まずは自分の身なりを完成させてから、長女がメイクをしている間に次女の髪を整える。
それができたら長女の着付け……と、まさに流れ作業です。
自分の着付けでさえ、最近ようやく慣れてきたというレベルなのに、限られた道具で三人分の着付けはなかなか大変でした。
それでもなんとか時間に間に合わせて、お出かけすることができました。
左端が私。三人目が長女。右端が次女。
道具と時間に制約があるだけで、裾が下りてきたり、襟が決まらなかったりと、やはりまだまだ下手だな〜と実感。
とりあえず、コーリンベルトとマジックベルトはあと二人分買っておこうと、心に決めました(笑)
でも、親子三人揃って着物でお出かけなんて、この先何回できるかわからないし、結果的にとても楽しかったから、「ま、いっか!」と自分に言い聞かせています。
やっぱり、着物生活は楽しい〜♪